引用
「どうやっても時間的には厳しい。ここまではきちんとやってきたのだから、この先は助っ人を頼むしかない。よし、明日、課長にもう一人サブをつけてもらえるように頼もう」
人の手を借りることで、ハードルを乗り切ろうというわけだ。正しい読みである。おそらく、目標は達成されるだろう。達成にいちばん必要なのは、そのときどきでの正確な判断なのだ。
ところが、一人で抱え込むタイプはこれができない。人の手を借りてしまったら、自分の力量が足りないことが明らかになるという思い込みがあるからだ。
このタイプを支配しているのは、助っ人を頼むのは自分の弱音でしかないというマイナス思考である。
(中略)
人の手を借りることを、現在直面しているハードルを乗り越えるための”積極的戦略”と考える。そこで自分の力量が問われるとか評価が下がるという思いは、頭の隅をかすめることさえない。
両者の差は、考え方の幅と心の余裕にある。
指示力とか、依頼力とか、委任力とか、自分以外の人に業務を遂行してもらう能力は色々あると思いますが弊社の会長の力は本当にすごいです。
会長の仕事はほとんど、
依存力
「だって~、俺できないんだもん」
先日腰痛で入院した日の夕方、「別に明日でもいいんだけど、ここでメールをチェックしたり、DVD見たいんだけど」というご要望。会長のPCは会社も自宅もデスクトップです。じゃぁ、買うしかない・・・のか?
なんとか通信手段が内蔵されているPCを3店舗回って見つけだし、レンタル店でDVDをレンタルし、病室で内蔵されている通信機器を設定し、DVDが見れるところまでで、5時間。
会長を見ていると「明確な目標」があれば自分は一歩も動くことなく、目標は達成されるんだなと本気で実感します。そこいらの自己啓発本とか引き寄せの法則とか目標達成とか、そういったレベルを超えた力、依存力を私も身につけたいものです。
積極的戦略の究極の形です。