努力的読書日記 本好き人生37年
ほぼ1万冊を読んだ本好きが書く「引用&感想」

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うつ病の真実

引用 P270

 うつ病のような認知療法が有効な病気の場合、社会にどんなうつ病に関する情報を発信するかが、大きな意味を持つはずだ。それはおそらく、実際の診療と同じくらい、大切なことだと思う。

 本書で伝えた内容を挙げると次のとおりである。

1.先進国では、SSRI販売開始後、うつ病受診者が急増するというグローバルな現象が起きている。

2.うつ病の啓発活動が盛んになるにつれ、うつ病受診者やメンタル休職者が急増している。

3.軽症うつ病には抗うつ剤はそれほど効果がないし、自然に回復する患者も多い。軽症うつ病には、最初から抗うつ剤を使ってはいけないという方針の国もある。

4.うつ病の治療には、休養が必要だが、同じくらいリハビリテーションも大切だ。

5.慢性うつ病の治療にとって必要なのは、自分は病気の影響下にあるという意識ではなく、むしろ自分は自分の行動や考え方を選択できるという感覚を取り戻すことである。





 たくさんの人が自分自身で、家族のことで悩んでいる病気に関して、製薬会社がどのようなスタンスで取り組んでいるかということを後ろから見るような本ですね。

 私自身、仕事が忙しかった時に、心を失うというか、自分では普通のつもりだったのですが「死にたい、出家したい、死にたい、出家したい・・・・・・・∞」と思いながら、クルマを運転していました。

 「でも自殺したら仕事から逃げたってことになっちゃうから、事故死がいいなぁ」などと考えていました。(今になって冷静に考えるとアホです)

 仕事が大変な状態というのは数カ月が限度で、それ以上続く場合は、一度リセットしたり、やり方を替えたりしないと危険かもしれません。でも普通の会社というのは、なかなかそのような環境を用意できませんし、大手であっても精神を病んでしまう人がたくさんいます。

 自分の仕事を効率化するというのは、本当に大切なことだと思います。会社はお金を無限には使ってくれないので、何かを削ることです。月に3回行っていることは本当に3回行う必要があるのか、そもそもこの作業にどのような意味があるのか?

 やった方が良い仕事というのはたくさんありますが、それに振り回されると業務量が多い割に報われないサイクルに入ります。世の中、やった方が良い仕事ばかりです。「お客様のために」という言葉を付ければ、何でもやった方が良い仕事になるというカラクリを知らないと、捨てるという意識的な行動ができないまま、真面目な人ほど苦しくなっていきます。

 あと間違えないための(怒られないための)仕事というのがくせ者です。実は全くお客様のためになっていない仕事が多いです。チェックのためのチェックのためのチェックの仕事・・・・・というような。

 自社の強みの部分、またはお客様に関わる重要な部分にだけ集中すること。それ以外はやらない!!位でも良いかもしれないです。集中する。

さっきチェックしたら、ランキング1位でした(≧∀≦)
皆さん、ありがとう。でももうすでに落ちているかも?


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なぜうつ病の人が増えたのか 冨高辰一郎
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病気づくり

引用 P191

 一方抗うつ剤にはこういった即効性の効果はない。だから効果が実感しにくい。患者に効果の印象を聞いても、「治っているということは効いているのだと思います」というくらいの返事しかしてくれない。

 一般向けのうつ病啓蒙書には「抗うつ剤を飲むと、六週間で約六割の人は改善します」といった説明が書かれている。「改善」の定義をどうするかにもよるのだが、基本的にこの説明は正しい。

 しかし、抗うつ剤を飲まずプラセボ(偽薬)を飲んだ人でも六週間後に五割の人は改善すると聞かされると、抗うつ剤に対する見方が変わってくる。

 抗うつ剤の純然たる薬理作用は、抗うつ剤を服用した人達の効果から、プラセボを飲んだ人達の効果を差し引いた部分でしかない。最近は、うつ病患者の回復における抗うつ剤の果たす役割は、20%以下ではないかと唱える研究者もいる。




 disease mongeringという「病気の押し売り」「病気づくり」は、製薬会社が豊富な資金を使って、病気の啓発活動を過剰に行うことで、必要以上に患者を増やし、薬の売上を上げることです。この代表的な病気は、小児の躁うつ病、男性型脱毛、性機能障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、軽い高コレステロール血症があるようです。

 小児躁うつ病やADHDといった病気の場合、正常例や軽症例にまで薬物投与を行っているのではと批判もあるようです。

 本当に最近私もハマっている「発達障害系」もどこまでが正常で、どこからが異常なのか、さっぱりわかりません。私もきっと異常です(笑)すごいせっかちで、周りの人を振り回してしまいます。ただそういった発達障害系の知識をみんなが持つことで、暮らしやすくなる人がいるのではないかと思って、記事に取り上げています。

 先日、尊敬する経営者の方から「僕は発達障害だよ。今でも落ち着きがない。でも成功している。」というようなことを言われました。「あぁ、そうだ」と私は目からウロコでした。会社はすごく大きいですし、業績も良いです。多少自覚症状がある位だと思いますが、救われる人がたくさんいると思います。

 自称発達障害のその経営者の方の「落ち着きのなさ」は「素早い行動力」に、「好奇心旺盛さ」は「新しいものへの興味」や「ビジネスの学び」へ転化されているように感じます。

 だから、「自分、大丈夫かな?」と不安になっているあなた、大丈夫ですよ。そして、大丈夫だ、私(笑)

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うつ病の薬

引用 P149
 二番目に理解してほしいのは、未受信のうつ病というのは、病院で治療を受けているうつ病患者よりも経過がよいうつ病が多いということである。この事実は、うつ病の啓発活動を積極的に進める製薬会社にとっては「不都合な真実」なのかもしれない。うつ病の啓発活動では「うつ病患者のうち病院を受診しているのは四人に一人しかいません。受診しないで放置すると大変なことになります」といった言葉が必ず唱えられる。しかし、病院を受信していないうつ病患者層は、病院を受診しているうつ病患者層よりも明らかに経過が良いのである。治療を受けないのに、治療を受けている患者よりも早く改善しているのだ。

 このことはSSRI現象を考える上で重要なことである。SSRI現象が起きると受診者は増える。しかしそれは、経過のよい軽症うつ病受診者が増加するということである。こういったことを念頭に入れて診断や治療を行う必要がある。




 この本によると、製薬会社にとって魅力的な新薬とは①薬価が高い、②多くの患者がいる慢性的な病気、という条件があるそうです。

 何度も書いていますが、製薬会社のキャンペーンには、こういったモノが隠されていると知っているだけでも多少自分なりに考えられるから、良いのかなと思います。

 以前から思っているのですが、精神科のお医者さんの経済的な側面だけ見れば、患者は治らない方が良いわけです。(もちろん、良い精神科のお医者さんもいます。それは分かっていて敢えてね)治らずずっと来てくれれば、診察料と薬代になる。

 だから本当に良い先生は、徐々に薬を減らし、社会復帰に導いてくれるような方なのかなと。

 日本の医療は制度自体が変化しなければいけないタイミングになっていると思うのですが(ベテランと新人さんの検査結果の説明の費用が同じとか・・・おかしいでしょ?)既得権益があって、なかなか難しいんでしょうね。

 でも海外の無保険の医療と比較すると、日本の医療は天国であるとも言えるのですが。

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製薬会社の闇

引用 P135

 世間の人々が想像する以上に、医療というものは、かなり未確定な知識の上に成り立っているものなのである。

 しかもそこに経済的な要因が絡み合う。たとえば、高コレステロール血症の治療開始値が少し下がるだけでも、日本だけで対象患者が何百万人と増えることになる。これは高コレステロール治療薬のマーケットが何千億円と拡大することを意味する。このような背景を考えれば、製薬会社が主導する病気の啓蒙活動において、中立的な情報を発信することがどんなに難しいか、理解していただけるのではないかと思う。

 うつ病の啓発活動サイトに「欧米ではうつ病は薬によって治すという認識が社会に浸透しています」と記載する製薬会社はあっても、「英国では軽症うつ病に対して最初から抗うつ剤を処方することは勧めていません」と記載するような製薬会社はないだろう。




 私コレステロール高くて、薬を勧められているんですよ。でも飲みたくなくて。ただ抗コレステロールは薬の売上1位で年間2000億円前後らしく、その薬を決定する厚労省のお役人さんやお医者さんとの癒着も以前から言われているし、研究の寄付金も製薬会社から貰っていたら、その製薬会社に都合の悪い論文なんて書けないですよね。

 この本では「なぜこんなにうつ病が多いのか」というテーマで、病気を作ってしまっているということを主張しています。

 もちろん、これはあくまでも一方の見方であって、厚生労働省の決定が正しいという見方もありますよね。2000億ですからね、大きい数字。これがコレステロールの基準を緩めたら、患者数が減ってしまうのです。減らしたくない利害関係者は多いですよね。

 ただ、今回の原発報道を見ていても、新聞テレビとネットでは、情報に開きを感じますし、国の意向に沿って報道する姿勢が見えたので、こういった懐疑的な見方も必要だと思っています。

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千葉市在住の30代です。子供の頃から読書が好きで好きで好きで好きで、無人島に行くなら書店を持っていきたいです。

幼少期の読み聞かせから、童話、名作、コミック、ビジネス書、フィクション、月刊誌、オヤジ系雑誌まで何でも読む活字中毒です。本がないと眠れません。

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