努力的読書日記 本好き人生37年
ほぼ1万冊を読んだ本好きが書く「引用&感想」

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対人不安症

引用 P78

人に会うのが怖い--社会不安障害(対人恐怖症)

 かつて対人恐怖症と呼ばれていたものとほぼ同じ障害です。人前で注目されたり、恥ずかしいと感じたりする場面を極度に恐れ、そういう状況になると、不安から赤面、手の震え、動機などが起こります。

 大人のADHDの人は人づき合い、とくに大きなグループに加わることを怖がります。その原因は、学校や職場で場違いな発言をしてたびたび恥をかき、その結果、仲間外れにさあれたという経験を繰り返してきたことにあるようです。私の臨床経験でも、いじめを契機に不登校・引きこもりになったADHDの人が大勢います。

 あまり知られてはいませんが、不登校とADHDは密接に関連しています。不登校から家庭に長期間引きこもっている人は、日本に八十万人いると推定されていますが、私はこの中に、大人のADHDと社会恐怖が少なからず存在していると考えています。




この本の評価:★★★☆☆

オススメの理由:著者の星野さんご自身が発達障害であることを公表されながら書かれていて、発達障害を理解することで自分自身の欠点や自分の周りにたくさんいる発達障害気味な人を理解することが促進されます。

オススメの対象者:①もしかして自分って発達障害かな?と不安に思っている人
         ②自分の上司が部下が発達障害なんじゃないかと不満を持っている人
         ③たくさんの人と関わる人は対処方法が学べるかと


 こういう経験は誰もが経験していて、人前に出るのはちょっと恥ずかしいなぁって普通の感覚だと思います。この本を読んでいると、この本を使って「○○さんって発達障害気味だね~」という判断をするか、「私って発達障害ぎみだねぇ」という判断をするかの2択になってきます。

 どちらもメリットがあって、「○○さんは発達障害気味だから、仕方がないや」と相手を受け入れる器が大きくなったり、「自分はこういう傾向があるから気をつけよう」と自分を正すことができたり。

 私がこういった本を好んで読むのは、自分への理解を深めたいからです。「自分は平気」という人が一番世界が狭いような気がして。多様性を認めるって言葉では簡単だけど、中々できません。

 私は発達障害者の比率が10%程度と言われても、多分残り90%の内、完全に違うという人は30%程度しかいなくて、60%は程度の差こそあれ、この発達障害(要は発達アンバランス)の傾向を持っていると思います。そしてこれはビジネスにも活かせるんじゃないかと思っています。

ランキングの順位が落ちてきました。少し悲しい。
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識字障害

引用 P62

 学習障害(LD)とは、知的障害がないにもかかわらず、文字を読むことや書くこと、学習することなどに困難を示す障害です。

 言葉の理解と話し言葉に障害がある「聴覚性LD」、読み書きに障害のある「視覚性LD」、数量の概念が理解できなかったり、計算が困難だったりする「算数障害」などがあり、これらが重複することもあります。

 米国ではとくに文字を読むこと(読字)の障害が多く、人口の10~20パーセントにみられます。日本では読字に障害がある人は幸いなことにとても少なく、人口の2~3%にすぎません。




 外国だと文字が読めないという障害って本当に多いようですよね。俳優のトム・クルーズさんも台本が読めず、台詞を録音して覚えるそうです。有名な俳優さんが公表してくれると、同じ病気の人は励まされるでしょうね。

 韓国ドラマ「星を射る」の主人公の彼は、識字障害の俳優でした。まんまトム・クルーズさんパクリですよね。

 私たちは日本で育って、文字が読めるのが当たり前。それで「英語も勉強しなくっちゃ」などとプラスαの目標を持ったりできますが、未だに文字が読めないとか、だから自分の子供への教育の重要さが理解できない親が育てている子供とか、そういった発展途上国の問題を考えると、辛いですね。何も出来ず。

 そう思うと本当に恵まれている環境です。この状況下で、「○○が悪い」とか「辛い」とかそういった弱音をはくよりも、努力して、他者の役に立つような人生を歩むことが、幸せにつながるんだろうな。がんばりましょうね。

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二次障害を防ぐ

引用 P226

 <二次障害を防ぐための五つの原則>

1.適度な運動や趣味、レジャーでストレスコーピングを心がける

(中略)

2.規則正しい睡眠を心がける

(中略)

3.アルコールやタバコ、コーヒーを飲み過ぎない

(中略)

4.インターネットやゲームなどをやりすぎない

(中略)

5.バランスのとれた食生活を心がける

 



 本当に時間感覚を保ちつつ、規則正しい生活をすることが二次障害を防ぐことにつながるんですね。ということは学校に行く、仕事を持つということによって、かなり防げるのかなぁと素人考え。ストレスは多そうですが。

そもそも読めば読むほど、程度の差こそあれ、誰もが発達障害気味です。規則正しい小学校の生活は本当に私たちの生活を良いものに導いてくれる素晴らしい躾だったんだなぁと、心から納得。

先日見たドラマの予告で小学校の先生がAS(アスペルガー症候群)の本をたくさん持っていました。学校や職場で徐々に発達障害のことが理解されはじめているように感じました。

特にドラマで色々偏見を伴うような内容に対して偏見をなくすような、感情の入らない知識を得られるようになると日本人としての品性が更にアップするんじゃないかなぁと良く考えます。

またお医者さんが少ないと思ったらお医者さんになるドラマ、看護師さんが少ないから看護師さんドラマ、伝記、今ならボランティアとか、被災地のこととか、自衛隊(これは難しいか)。立派な人が頑張ったストーリーを子どもが知ることはとても良いみたいです。

私は最近Twitterで陸上自衛隊と海上自衛隊の広報をフォローしています。頑張って欲しいと心から思います。


押してもらえると嬉しいです。
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診断を受けること

引用 P193

 大人の発達障害は、もともとも発達障害の程度や二次障害の有無、程度にもよりますが、適切な治療や指導を受け、就労上の工夫をしたり、周囲から支援を得られるなら、抱えている問題のかなりの部分は解消されたり、軽減できるケースが少なくありません。

 それにはまず、本人が発達障害に気づき、受け入れ、認める必要があります。すべてはそこから始まります。ですから、「もしかしたら自分は発達障害かもしれない」と思ったら、まずは専門家の診察を受けることです。

 その結果、発達障害とわかれば、
①それまでとは自分自身への見方、考え方が変わる
②社会的なサポートがうけられるようになる
という二つのメリットを享受できるようになります。

 発達障害を疑い外来を受診する人は、挫折を繰り返し、多くはうつ病などの二次障害を合併しています。先日、外来を受診した女性は、「私の人生、ずっと負け、負け、負けなんです」、そういって嗚咽しました。そんな痛々しい姿で訪ねてくる人が多いのです。





 もっとTVなどを使って発達障害についてみんなが理解するようになるといいですね。以前NHKか何かの特集で発達障害の女性を紹介していました。その女性がブログをやっていて、アスペルガーライフBlogというのですが、その中で定型発達者研究インデックスという、AS女性から見た「普通の人」を定型発達者として、観察していて面白いです。

 普通を言われてもわからない…と。「普通はこうでしょう」ではなくて、「私はこうするのが良いと思う」と説明されたほうがわかりやすいなど。



blogより引用


定型発達者は多かれ少なかれ、

「(気持ちを)察してくれること」「(事情を)察して色々相手が動いてくれること」に対して、「自分の相手にとっての重要性」を感じる、すなわち、


「尊重されている」


と感じるものであるようだ。


すなわち、「察してもらうこと」は、定型発達者の自尊心の維持にプラスに働くということだろう。逆に察してもらうことが少なければ自尊心の維持機能に問題を生じてくる。


と、どうやら定型発達者にはそういった性質があるのだと考える。


極端な言い方ををしてしまえば、定型発達者は「察してもらうこと」に依存的であるということだ。


本当にすごい観察されている感じがします。


よろしくお願いします。
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他人を助ける職業

引用 P165

 しばらく前に千葉大学看護学科のセミナーに出席し、講演をしました。そのとき医療現場の方から「最近、発達障害の学生が増えている。たとえばADHDの学生は、実習が始まり、実際に患者さんと接するようになると、患者さんに暴言を吐いたり、不用意な一言を言ってしまう。先日も大怪我をして運ばれてきた患者さんの前で、”うわぁ、ひどい傷!キモイ!”と言い放った学生がいた。困ってしまう」という話を聞きました。

(中略)

 実は、教師、看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、介護士・・・・・など対人援助職と呼ばれる職業には機能不全家族に育ち、トラウマを抱えた人(アダルトチルドレン=AC)が少なからずいます。機能不全家族とは家庭内に虐待やネグレクトなどが存在する家庭をさし、その背景にはしばしば発達障害が隠れていることがあります。
 
 彼らは自己イメージやセルフエスティーム(自尊感情)、自己肯定感が低く、自分が好きになれない。劣等感を持っている。その劣等感を何とかして解消したい。それには、

「あなたのおかげで助かりました。ありがとう」と感謝される対人援助職は最適なのです。「この仕事をしていてよかった」と心から思えるし、自分の存在を肯定的に考えられるようになる。自尊感情が満たされる。だから、看護師などの対人援助職にはACの発達障害の人が少なくないのです。

 ACの発達障害には頑張り屋さんが多いですが、それは劣等感を埋め合わせるための一種のコンペンセーション(補償)です。他人から必要とされることを強く必要とし、望んでいるわけです。本人が気づいているかはともかく、その意味では志望動機はわかりやすい。

 問題は、彼らが対人援助職に就いたとき、患者さんに暴言を吐いてしまうなど発達障害の負の側面が出てしまう場合があることです(もちろん、誰もがそうだというわけではありません)。これは仕事の性質と本人の抱える特性を考えたとき、望ましい組み合わせとは言えません。




 ずっと前から対人援助職系の仕事を目指す人に対して、「本人がカウンセリングが必要なんじゃないかな」と感じてきたのですが、なんとなく納得できたような気がします。

 自分が闇を抱えているから、他者の闇を何とかしてあげたいという思いのようですが、他人と深く関わるときに必要なのはカウンセラー本人の精神的な健康と教わりました。

 長く対人援助の仕事をできる人は、精神が健康な人なんだと思います。上手にできている人というのは割とドライで、長期に渡って人と接することができる強い人が多い印象です。


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千葉市在住の30代です。子供の頃から読書が好きで好きで好きで好きで、無人島に行くなら書店を持っていきたいです。

幼少期の読み聞かせから、童話、名作、コミック、ビジネス書、フィクション、月刊誌、オヤジ系雑誌まで何でも読む活字中毒です。本がないと眠れません。

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