引用 P3
ちなみに「先進国が自国通貨建てで発行した国債のデフォルトは考えられない」ことは、あの財務省さえ認めている見解になります。なにしろ、財務省は02年に、外国の格付け機関から日本国債の格下げを予告された際に、下記のようなすばらしい「意見書」を送りつけているのです。
【外国格付け会社宛意見書要旨】
1.貴社による日本国債の格付けについては、当方としては日本経済の強固なファンダメンタルズを考えると既に低過ぎ、更なる格下げは根拠を欠くと考えている。貴社の格付け判定は、従来より定性的な説明が大宗である一方、客観的な基準を欠き、これは、格付けの信頼性にも関わる大きな問題と考えている。
従って、以下の諸点に関し、貴社の考え方を具体的・定量的に明らかにされたい。
(1) 日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。
(2) 格付けは財政状態のみならず、広い経済全体の文脈、特に経済のファンダメンタルズを考慮し、総合的に判断されるべきである。例えば、以下の要素をどのように評価しているのか。
・ マクロ的に見れば、日本は世界最大の貯蓄超過国
・ その結果、国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されている
・ 日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高
(3)各国間の格付けの整合性に疑問。次のような例はどのように説明されるのか。
・ 一人当たりのGDPが日本の1/3でかつ大きな経常赤字国でも、日本より格付けが高い国がある。
・ 1976年のポンド危機とIMF借入れの僅か2年後(1978年)に発行された英国の外債や双子の赤字の持続性が疑問視された1980年代半ばの米国債はAAA格を維持した。
・ 日本国債がシングルAに格下げされれば、日本より経済のファンダメンタルズではるかに格差のある新興市場国と同格付けとなる。
2.以上の疑問の提示は、日本政府が改革について真剣ではないということでは全くない。政府は実際、財政構造改革をはじめとする各般の構造改革を真摯に遂行している。同時に、格付けについて、市場はより客観性・透明性の高い方法論や基準を必要としている。
このような非の打ち所がない「意見書」を外国の格付け期間に送りつけた財務省が、なぜ国内ではこの手の話を一切しないのでしょうか。
なにしろ、財務省は国内では、四半期ごとに、「国の借金○○○兆円!国民1人当たり○○○万円!」などと、日本の財政破綻をあおっている張本人なのです。
財務省の目的。それはきっと、それは・・・・・・・・「増税」?
本当は破綻しないのに、破綻するぞ!!と脅して増税を飲まざるを得ない状況に。そして同じようなことが「電気代が高くなるぞ」とか「テレビが見れなくなるぞ」とか「医療保険が破綻するぞ」。こちらはムチ。あとは「エコカー減税があるタイミングで車を買え」「住宅ローン控除があるから家を買え」「エコポイントあげるから家電買え」とこちらは一瞬「飴」っぽいけど、国民借金漬けですよ。銀行だけじゃなく、車とか家、家電は日本の大きな産業ですからね。国をあげて、脅し、甘い声をかけて、国民の数十年先の給料から借金を返すような経済のシステムを作っているけど、本当にあってるのかな?
震災以降のマスメディアの報道やなかなか明らかにされない人が生きる高さ、地上1m~1.5mでの線量、築地のお魚をどうやら放射線測定していない(私がお魚売っているならしますけど。それで数字が出ていないという現状)というこの国のやり方を見ていると、私たちも中国の人たちを見習って、「政府を信用などしてはいけない」というスタンスにたつべき時がきたと感じています。
信じる信じないなんて、言うこと自体が本来は「甘え」であり、自分で考えて自分で動いたり、調べたり、そういった活動すべてを「自立」って言うのだと思います。
本当かどうかは分かりませんが、文科省がSPEEDIのデータ(原発事故後の空気の流れをシュミレーションして避難にも役立てられるはずだったデータ)が使えることを隠して、菅総理を大量被曝させたというツイート(Twitterのつぶやきです)を見ました。これだって、本当かもしれない、でも菅総理側からの情報操作(文科省が悪い)なのかもしれません。何が本当なのか全然分からない。
そうなるとやっぱりガイガーカウンターは一家に一台という日がやってきたんですね。今日は素晴らしく?長くなってしまって本当に申し訳ありません。もう少し短いブログにしますね。ごめんなさい。
↑ ↑
いつもありがとう(・∀・)
経済ニュースの裏を読め! ~世界経済編~ この本の評価:★★★★☆ オススメの理由:読みやすいし分かりやすいです。52のトピックでアメリカ、欧州、中国、新興国、日本と説明していて、私のような経済オンチでも理解できます。 オススメの対象者:経済って難しい!!と思っているけど興味のある方 |