引用 P122
ところで、この婚活で、誰が儲かっているか考えたことありますか?
---その婚活の場を仕切っている仲介業者のような人々でしょうか。
そうなんです。手配師と一緒でしょ。でもこの婚活ビジネス、世の中のために役立っていると言えますか?例外はあるかもしれませんが、女性は自己確認のために、男性はそうとは知らずに参加する。そうしたビジネスで儲けることは、本来人間がやるべき仕事とは思えません。
この女性が自己確認というのは、婚活合コンで、他の男性たちに言い寄られて、「私はまだ大丈夫」と確認するという行為を指しています。本当か?
でも、それでも出会いの場だし、結婚したいという人には私は婚活ビジネスを薦めているので、価値はあると思います。実際結婚している人もいるので。ビジネスそのものを否定しているのは著者の個人的な考えだと思います。
多種多様のビジネスがあることが幸せな文化国家の証というようなことを松下幸之助さんがおっしゃったそうだし。だって「ペットの美容室」がある世界って幸せな世界ですよね。衣食住しかビジネスがない(これらの業界は重要ですが)世の中って幸せで楽しいのかな?
人によっては無駄に見えることが他の人から見れば価値がある。価値を感じる対象も物的なモノだけではなくて、感情だったり、体験だったり、多種多様です。旅行は代表的ですよね。
不景気だからダメ、ではなくて、価値を提供できているのか?とチェックしないといけないのですよね。
いつもありがとう(・∀・)
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人たらしの流儀 佐藤優 この本の評価:★★★★☆ オススメの理由:対ロシア外交で「外務省のラスプーチン」と呼ばれた著者のネタは普通に生きていたら知り得ないことばかりなので純粋に面白い。 オススメの対象者:裏表紙より「情報の収集、分析、読書術、交渉事のかけひき、お金との付き合い方、人脈の広げ方・生かし方・・・etc.」を知りたい方 |
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