引用 P177
国家のリスクから切り離されたインフレ対策としてしばしば推奨されるのが、金の現物(金貨や金の延べ棒)を買うことです。日本国の将来に不安が高まると、貴金属店の前に長蛇の列ができます。(中略)
しかし、これでも問題は残ります。「金」という特定の商品に金融資本のリスクを集中させることになってしまうからです。
当たり前の話ですが、インフレになれば物価は上昇します。だとしたら金だけでなく、原油や貴金属、小麦など農作物を含めた商品指数を購入したほうが分散投資のメリットを享受できるでしょう。いまではさまざまな商品指数がETFとして証券市場に上場されているので、それを利用すれば個人でも手軽にインフレのヘッジが可能です。
インフレ対策はやはり現物投資。そういう意味で不動産も立派なインフレヘッジですが、今回の震災で「場所」によるかも?と思うようになりました。
そしてマイホームを購入することは5%債権を購入するのと同じようなことだ(詳しくは本をお読みください)というようなことが書かれていて、長年の「持ち家か賃貸か?」というテーマに対して答えが出たような気がしました。
今現在は円高が続いていますが、これが円安になったら・・・・食べ物が高くなる。小麦や砂糖も上がるからケーキが高くなる。大福だって高くなる。フルーツもナッツも高くなる。海外のお水も高くなる?なるね。
そんな世界はイヤだーーーーー!
ご賛同頂ける方は・・・・・(笑)
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大震災の後で人生について語るということ 橘玲 この本の評価:★★★★★ オススメの理由:表紙裏より PART1 日本人の人生設計を変えた四つの神話 1.日本を襲った二羽の「ブラックスワン」 2.不動産神話 持ち家は賃貸より得だ 3.会社神話 大きな会社に就職して定年まで勤める 4.円神話 日本人なら円資産を保有するのが安心だ 5.国家神話 定年後は年金で暮らせばいい PART2 ポスト3・11の人生設計 6.伽藍からバザールへ 人的資本のリスクを分散する 7.世界市場投資のすすめ 金融資本を分散する 番外編 なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか? 8.大震災の後で人生を語るということ オススメの対象者:どう生きるのか?どうしたらいいのか分からない方や震災後に自分の将来が不安になっている方 |