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努力的読書日記 本好き人生37年
ほぼ1万冊を読んだ本好きが書く「引用&感想」

自分だけ得すればいい

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引用 P94

 仕入れ業者から少しでも安く仕入れるために必死に食材を買い叩こうとする人がいるが、そうした努力自体が時間の無駄た、と私は思う。(中略)

 仮に、業者と粘り強く交渉して、ある商品を安く仕入れられたとしても、その取引で損したと思えば、次はこちらに何かを高く売って損を取り戻そうと思うのは当たり前だ。

 それに、瓶ビール1本とか玉ねぎ1個あたり数円安く仕入れても、削れるコストは知れている。そんなことに頭を使うよりは「今、2人で行なっている作業を何とか1人でできないか」など、最大のコストである人件費を削ることを考えるほうがよほど生産的だ。




 コスト叩きって自分だけ得すればいいということですよね。注意しないと誰でも陥る罠です。

 それよりも「最大のコスト」である人件費。本当に人件費は会社から見ると大きい、働く側から見ると小さい(笑)。

 理想は、低い人件費率、高い一人当たり人件費。つまり「人件費の総額は低いけれど、社員さん一人当たりの給料は高い」という状況です。これは、企業側も働き手側も共に幸せな形といえます。

 そうするためには、まず仕事の無駄を省く、不必要な仕事を削る、今まで30分かかっていた仕事を15分でできるようにする、月に無駄に2回チェックしていたものを1回にする、新人研修に20日かかっていたものを宿題テキストを作成して15日で同じ成果を出せるようにする、などなどたくさんあります。

 つまり月間の業務時間が例えば、800時間かかっていたとして、25%である200時間削って600時間とします。今まで800時間を200時間ずつ4名で一人当たり25万円、合計100万の人件費でした。それを200時間ずつ3名にできます。そうすると、社員さんは100万÷3名で33万の給料をもらえるという計算になるのです。

 仕事のスピードアップ、効率化!と頑張っているのは上記のような状況をつくるため。でもまあ、浮いたお金全額が配分されるわけではないと思うので、25万→30万が良いところだと思います。(実質勤務時間変わっていませんからOKとしましょう)

 そして上記をA店とします。逆に仕事の遅い人たちのB店の場合、A店がそもそも4名でやっていた仕事を

「終りません。人を増やしてください」

と5名でやっています。すっごいシビアな会社で「このお店は人件費は100万なので、一人20万です。」となると、会社側は同じ100万だから良いのですが、働き手である5名の方たちは「自分たちは給料が低い」という不満になるのです。

 業務スピードは各人の限界まで頑張ってもらって、あとはシステムです。システムがダメというのは会社の責任です。会社は社員さんに多くの給料を払うためにも努力が必要。

 何に向かうのかによって変化する給料30万と20万。皆さんはどちらの店舗で働きたいですか?私は・・・・2人にして、40万欲しいなぁ(笑)バッサバッサ業務を切り捨て過ぎて、最終的には私が会社から切られそうですけどね。


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おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ 正垣泰彦
この本の評価:★★★★☆
オススメの理由:サイゼリヤの裏を知ることができる。正垣社長の考えがかなり理系で「皆で頑張ろう系の情熱文化系」との比較ができて楽しいです。オススメは責任者の方ですが、いつかは責任者になりたいという人は、とても勉強になるので読んでおくとプラスが多いと思います。
オススメの対象者:経営者の方・店舗の責任者の方・飲食業の方
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テーマ:考えさせられる本 - ジャンル:本・雑誌

コメント

本当に人件費は会社から見ると大きい、働く側から見ると小さい(笑)。

名言ですね(-o-)/
[2011/10/27 09:35] URL | まなぶ #- [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

それも太字。

給料って手取り額で考えていると「違う」と思います。

まず総支給額(こんなの給与明細にしか載ってないから知らない人も多いと思う。口座に入った金額は手取りですからね)に少なくとも14%位は掛けて(これが会社が負担してくれている社保や雇用保険など。このあたり更に増税かも)、あとは支給されている様々なもの、勉強会と称して連れてきてくれる講師の方の費用、電気代からコピー代、あなたが壊してしまった(笑)備品や設備を再購入するための費用、・・・・etc.

特に雇用保険って、職を失った時にもらえる失業保険のことだけど、本人負担よりも会社負担の方が多いんですよ。半々ですらない。

例えば手取り20万。大体この人にかかっている費用の合計は少なく見積もっても30万だと思います。大手だったらもっと高いと思う。教育費ハンパないですから。

でも実感として「給料は低いなぁ」って思うんですよね。
[2011/10/27 19:38] URL | 松岡薫 #- [ 編集 ]
サラリーマンを辞めてから数年経ちますが。
『辞めてからでないと会社に属していることの本当の有難味は解らない』みたいに言われる本当の意味はまだ解りきっていないなと未だに思います。

最近、国民年金や厚生年金や健康保険の仕組み等を色々学ぶ機会があったものの、実際にそういう制度や仕組みを使う場面等に直面してからでないと、その仕組みや制度の中身を知ろうとはしなかったし、そういう素晴らしい制度を国や会社が手厚くカバーしてくれていたのだということが解ってくると、じんわりと理解度と共に感謝が増してきます。
自分は病気しないなんて根拠の無い自信を持つのは20代まではいいのかもしれないですけどね。
国民年金と厚生年金の位置づけの違いとか、高額療養費制度とかってこの年になってこの前初めて知りました(恥)
[2011/10/30 13:12] URL | まなぶ #- [ 編集 ]
サラリーマンの旦那さんが病死するのと、個人事業主の旦那さんが病死するのでは、奥さんがもらえる金額が全然違うらしいです。

これは、以前社労士さんに聞いたのですが、「旦那さんがサラリーマン」というだけで、奥さんのリスクってすごくひくいらしいです。

色々引かれているけど、それなりの価値はあるんですよね。
[2011/10/31 12:42] URL | 松岡薫 #- [ 編集 ]

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yossy

Author:yossy
千葉市在住の30代です。子供の頃から読書が好きで好きで好きで好きで、無人島に行くなら書店を持っていきたいです。

幼少期の読み聞かせから、童話、名作、コミック、ビジネス書、フィクション、月刊誌、オヤジ系雑誌まで何でも読む活字中毒です。本がないと眠れません。

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