
引用 P42
情報を見たときにまず考えるべきことは、「なぜ?」と「だからなんなの?」のふたつです。特に数字の情報を見たときは必ずこのふたつを考えます。
「なぜ?」とは、数字の背景を探る問いです。数字はなにかの現象や活動の結果なので、すべての数字には理由があります。売上が伸びているなら「なぜ売上が伸びているのか?」、特定地域の人口が減ったなら「なぜこの地域の人口が減ったのか?」と考えるのが、「なぜ?」です。
もうひとつの「だからなんなの?」は「過去の結果がこの数字に現れているのだとしたら、次はなにが起こるのか?それにたいして自分はどうすべきなのか?」と、データの先を考える問いです。
こんなに簡単に分析時の2つの方法を出してくれた人は今までいませんでした。確かに、
売上が悪い→なぜ?→お客様がネットに流れてしまった→だからなんなの?→ということは今後も売上の減少が続くと思うから店舗ならではの付加価値をつけるべき、そして下げられるコストは下げておく、なおかつ新規商材を考えておく。
売上が悪い→なぜ?→少子化が進んで顧客数が減った→だからなんなの?→今後も顧客数の減少は進むから
だから顧客の多そうな新興住宅地に支店を出す!
だから子供向けのものをお年寄りにも使ってもらえるように改良する!
だから顧客一人当たりの売上を上げるためにプラスできる商材をラインナップに加えて、一顧客との接点を増やす方向での接客を行う!
十分、仕事に活かせそうな思考。
私が大事だと思うのは、「なぜ?」は繰り返した方が深堀りできる。たまに変な方向に暴走するけど、深堀りしたほうが「だからなんなの?」に繋がります。未来の予測や対策が立てやすくなります。
「なぜ?」と「だからなんなの?」の2つだけで、十分会議とかの資料が作れそうです(笑)
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自分のアタマで考えよう ちきりん この本の評価:★★★★☆ オススメの理由:前作のゆるく考えようからファンでブログ(Chikirinの日記)を見るようになりました。面白い考え方なんですよね。ホントに。自前じゃ出てこない考えばかり。 オススメの対象者:ちきりんさんが「はじめに」で書いてあります。『この本が、「考えるって、つまりなんなんだよ?」と思われている方、「なにをどう考えればいいのか、誰か教えてくれよ!」と(当時の私と同じように)感じていらっしゃる方のお役に立つことを心から祈っています。』 |