引用 P213
星野は働き方を多様化するに当って、制度として長持ちさせることを意識してきたという。いくら理想的な仕組みを作っても、あまりに会社に負担が大きくなると続けるのが難しくなる。
「さまざまな働き方を選ぶ人は、あくまで働き方の多様性を求めているのであり、報酬を必要以上に求めているわけではない。彼らが欲しているのは『自由』であって、『お金』ではない」。そう考える星野は、制度に大きな費用をかけていない。
例えばエデュケーショナル・リーブの期間中、社員は給料が出ない。ただし、この仕組みを使う場合は、社会保険などを原則として負担する。社員は自由な時間を満喫した後も、安心して再び元の職場を確保できる。
お金よりも自由。この発想は若者ほど持っていると思います。責任が重くない時期しか持てない発想でしょうね。でもそういう期間があって、たくさんの経験をできたら、人生に深みがでるでしょう。
先日セミナーで、ジェームスが「なんでスカイダイビングしないの?小さく生きるな!」というようなことを言っていました。「いや、待て、やりたいかやりたくないか?はないのかい?」って思いましたが、例えばスカイダイビングと富士登山、スキューバダイビング、パラグライダーやった人と、全部やっていない人では、何となく視点も発想も違いそう。
すべての危険な行為を避けて通ってきた男性・・・・。世の女性は惹かれるのかな?
そして会社は社員さんの自由や経験を後押しできるような制度を星野リゾートのように持てたら良いんだろうなと思いました。選択するのは社員さんです。
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星野リゾートの事件簿 中沢康彦 この本の評価:★★★★☆ オススメの理由:破綻しかけたホテルや旅館、リゾートを生まれ変わらせる星野リゾートの星野社長を知ることができる本です。以前、旅館の再生かなにかをテレビで見ましたが、サービス業としてのもてなしと同時に合理化が理解できる1冊です。 オススメの対象者:星野リゾートに興味のある方・再生したい方・サービスを考えたい方 |
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